Route357

くるまとか鉄道とか趣味とか。不定期更新で「伝えること」を目的に記事を書いていきます。

鉄道に対してモチベがなくなったから、なんかモチベーションが上がりそうな記事を書こうとした結果すごく長くなってしまい、3時間以上もブログに費やしてしまいました。外がすごく明るいです。

こんにちは。

今日もブログを開いて下さりありがとうございます。

 

ふと書きたいなあって時すぐに書き出すと、意外とすぐにワードが浮かんできて書きたい感じに仕上がるのかな?なんて思います。今日はなんの話題を出そうかなって考えたとき、直感的にこれはぜひともやっておきたいと思ったので…。

 

前置きのようななにか

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2022.11.6 311列車 8801F

各駅停車千葉中央行き @北初富

 

新京成線です。小6の頃から船橋市に住んでいたことがあり、私自身思い入れがある路線です。

隠すことでもないのでさらっと説明すると、野田佳彦内閣総理大臣が通われていた小学校・中学校に通っていました。分かる人には分かりますが、船橋市と言いながら田舎に住んでいたことになりますね。

その後の高校生活はというと所を移し千葉市中央区へ。船橋市以上になにもなくてつまらなかった3年間でしたが、都心方面に出る際には意外と京成千葉線を使う機会も多く、どの列車に乗っても津田沼乗換が強いられるので新京成の車両も必然的に乗っていました。

 

自分語りはほどほどに。学生時代自体は黒歴史なので多くは語りませんが、なんだかんだで7年くらいの間新京成線を使う機会は多く、日常的に茶帯の車両と親しんでいました。

ジェントルピンクの塗装が出てきた時には驚きましたが、似合っているので別に何も思うことはなく。

 

そのピンクの車両が行き交う新京成線ですが、2021年に最後まで残っていた8000形8512Fが引退し、現有形式は4形式になりました。

 

8800形(6両編成×16本=96両)

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2022.9.12 59列車 8816F

各駅停車京成津田沼行き @元山〜くぬぎ山

 

まずは一応最古参となる8800形。登場は1986年なので車齢自体は長い車両で36年になります。他社でいえばJR九州の811系を筆頭に小田急1000形京急1500形東京メトロ02系なんかと世代が被る形式です。

しかし最古参とは名ばかりで、登場から5年で8両編成12本の世帯を築き上げ、後の編成組み換えが行われた際にも廃車が出ることなく、6両編成16本と現在まで最大勢力を誇ります。

この形式は本当に沼で、編成組み換えはもちろんですが‪…16編成に形態差がいくつも存在するというヤバい車種です。

長くなるので端折ります。

 

8900形(6両編成×3本=18両)

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2022.9.12 61列車 8918F

各駅停車京成津田沼行き @元山〜くぬぎ山

 

続いて8900形。こちらは1993年登場で東京メトロ07系名鉄3500形とほぼ同世代。時期的にはGTOと初期型IGBTの狭間ではありますが、この形式はGTOを採用して登場しました。2014年から8000形(更新車)の廃車発生品を移植する形でIGBT素子のVVVFインバータ機器に換装されています。

8両編成3本という少数世帯ですが、後年新京成全車両の6両編成統一に合わせて中間車を廃車しているので、6両編成3本の世帯になります。現時点では最少数世帯タイですが、今後単独最少数世帯になる見込みです。

京成千葉線への直通には使われません。

 

N800形(6両編成×5本=30両)

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2022.10.30 360列車 N838F

各駅停車松戸行き @北初富

 

京成グループ標準車体を新京成では初めて導入したN800形。私が沿線在住の頃はちょうど3次車にあたるN838Fが投入される前後とかでした。2005年登場ですが、5次車のN858Fは2018年導入と京成3000形よろしくとにかく増備が長期間にわたった形式です。6両編成5本ですが京成線直通対応車なので見かける機会は多いです。

4次車以前と5次車とで内装等仔細な仕様が大きく異なり、前者は京成3000形(6次車以前)譲りのシンプルなインテリアを基調にエンジ色のモケット、後者は8800形リニューアル車に近しいピンクとグレー基調のオリジナルのインテリアに8800形リニューアル車と全く同じ背面ピンク+座面グレーのモケットという組み合わせです。

また4次車以降は登場当初から前照灯LEDとなっているほか、内装面の変化としてパッとビジョンを採用しています。

 

80000形(6両編成×5本=30両)

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2022.11.6 52列車 80036F

各駅停車松戸行き @前原〜新津田沼

 

ラストは最新鋭の80000形。京成3000形ベースのN800形に続き、京成3100形と共通設計とされた形式ながら、足回りで三菱製のSiC素子適用VVVFインバータを採用するなどの違いがあります。

1次車80016Fと2次車80026Fで残っていた8000形を淘汰した形式ですが、今月3次車80036Fが導入され、ついに最大勢力8800形にもメスが入ることに。

今後は8800形を80000形で置き換えていくようで、新京成の新しい顔になる形式と言えると思います。

 

前置き、長すぎ‪…

 

前置きだけでもう2000文字以上使っています。読む意欲を損なわせる才能あるよワタシ。

私が沿線に住んでいた頃は8000形からN800形への代替が進められていた訳ですが、気付けばもう8800形から80000形への代替が始まろうとしています。

で、面白いのが8800形の一部は代替対象外という点です。5年間で大量に投入された分車齢に差がほぼないはずなのに‪…訳が分からないでしょう?

これ、一部編成でリニューアルを施工しているからなんです。廃車と同時進行でリニューアルというのも最高に意味がわからないのですが、まもなく実際にそうなるから本当に不思議です。

 

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2022.11.6 310列車 8801F

各駅停車松戸行き @八柱〜常盤平

 

廃車第1号と噂されているのが8801F。8800形のトップナンバー、初代8808Fのうち8804号車と8806号車を引き抜いた編成です。京成千葉線直通開始に向けて6両化が行われたグループは8808F(初代)、8848F、8872Fの3編成で、それぞれ8801F・8802F・8803Fに改められています。捻出された余剰車は2両に先頭車化改造などを行い8804Fを組成、4編成に仕立てられました。

このうち8802Fと8803Fは元が比較的後年の編成のためかリニューアル、8801Fと8804Fはリニューアルされることなく現在に至ります。

 

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2022.11.6 @前原

 

新京成といえばこの大きなドア窓の印象が非常に強いですが、劣化のためか8801Fと8805F(初代8816F)を除く全編成で交換されています。

 

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2021.3.3 324列車 8801F

各駅停車松戸行き @新津田沼京成津田沼

 

そうそう、8801F固有の特徴として前照灯シールドビームであることも挙げられます。

元々は全編成シールドビームで落成していますが、次々と前照灯LED化が行われ、最後の狸こと8512Fが引退したことで新京成で唯一の形態になってしまいました。


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2021.3.3 341列車 8801F

各駅停車千葉中央行き @薬園台〜前原

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2022.9.12 355列車 8801F

各駅停車千葉中央行き @元山〜くぬぎ山

 

京成千葉線との直通運転開始当初からの直通対応編成で、今日に至るまで直通車として運用されてきました。

京成津田沼表示よりは千葉中央表示で見る機会の方が多かったかも。

しかし1年半でこんなにも色褪せるものなんですねえ‪…。

 

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2021.3.1 143列車 8801F

各駅停車京成津田沼行き @みのり台
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2021.3.3 124列車 8801F

各駅停車松戸行き @京成津田沼

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2022.10.30 502列車 8801F

各駅停車くぬぎ山行き @北初富

 

平日はまだいいのですが、休日は朝早くからやはり夕方まで、京成千葉線直通列車が運行されるので、稼働範囲が広く追いかけにくいのが難点だったり‪…。特に京成津田沼表示を収めるならやはり夜間がメインになります。

京成線直通対応車は運用に制限がないので、一応非対応車の運用(松戸〜京津ループ)に入ることもありますが、機会はそう多くはありません。

記録数を増やしたいのは山々ですが、いかんせん撮影に行ける頻度がなかなか少なくなりつつ‪……‬というか普通に鉄道へのモチベが低下しててヤバいです。本当によくないと思うんだよね。

 

オタク故に検査期限から廃車の時期を推測することが多いのですが、11月中旬は今日で終わりという状況でも普通に運用をこなしています。ひょっとしたら生き残るのかもしれません、たぶんないけど。

廃車候補に上がってる理由は検査期限が今月という所に加え、現在絶賛リニューアル中の8815F(8896F)が新たに京成線直通対応車となることが明らかになったという点もあります。

 

なんでそんなことわかるのか?では下の2枚の写真を見比べて見てください。

 

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2022.10.30 86列車 8809F

各駅停車松戸行き @北初富

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2022.10.30 364列車 8811F

各駅停車松戸行き @北初富

 

どちらも同じ8800形、共に松戸行きを北初富で撮影した写真ですが、わずかに違いがあります。

まず行先表示器のすぐ脇、8809F(旧8840F)には何もありませんが、8811F(旧8864F)にはほぼ使われることはないですが急行灯が付いています。

そして行先表示器のすぐ下、ここに運番表示器がついているか否か。この2つが簡単に京成線直通対応車かどうか見分けるポイントです。

で、8815Fはこれまでその2つがなかったのですが‪……‬くぬぎ山で取り付けられた状態で見つかっています。

リニューアルと同時に京成線直通対応化、という流れは前例がないわけでなく、8813Fがその流れになっていました。これは同時期に直通運用を離脱した8512Fから直通対応機器を移設したというパターンで、8815Fの場合もその流れで直通対応機器を移設するものだと考えられています。

8801Fから直通対応機器を移設して8815Fが直通車になる、というのが自然な流れですが、現時点で8801Fは運用を選ばずに乗り入れています。

 

一方の8815Fは更新が未だ終わっておらず、本来の8801Fの検査期限に間に合うかも微妙という印象が強いです。

可能性として考えられるのは8815Fは機器を新調したというパターン、もしくは8801Fが廃車ではなく検査を受ける予定があるというパターン。こればっかりは予想の域を出ることはありませんが‪……‬。もし後者ともなってくれば検査期限順的に8811Fが対象になります。8811Fから機器を移設する場合はまだ猶予はありますから、機器を移設して検査期限まで走らせるという流れになるでしょう。とはいえ80036Fでいずれかの編成を代替するのは確実になっているので、順当に考えれば8801Fになる可能性が極めて高いと言わざるを得ませんね‪……。

 

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2021.3.3 339列車 8811F

各駅停車千葉中央行き @薬園台〜前原

 

8811Fの記録も一応ありました。しかし8800形の置き換えの時代だなんて、本当にしんじられませんね。

お隣京成電鉄VVVFインバータ制御ですらない3500形を、ワンマン運転対応車として当面はこき使うことを決めているくらいですし‪……‬8800形全編成リニューアルでもいいような気がしてしまいます。それこそJR九州の811系も車齢は近いですが全車両のリニューアルが決定しています。もったいないと感じてしまうのはオタクの血でしょうかね?

 

いずれも「日常は大事」ってこと。記録はいつでもできるので。

 

長々と書きなぐってたらもう3時間程度経過してました。今回はこの辺で終わりたいと思います。

最後までお読みくださりありがとうございました。

 

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