Route357

くるまとか鉄道とか趣味とか。不定期更新で「伝えること」を目的に記事を書いていきます。

いぶし銀の輝き

こんにちは。今日もブログを開いて下さりありがとうございます。

 

出張期間中ですが、諸事情で1週間ほど関東へ戻ることになりまして。

今日は昼前から移動です。まあ明日の朝までに関東に戻れていればいいので、向こうにすぐ戻らずに少し寄り道を。

 

名古屋で撮影したい路線があり、今回はそこをめざしました。

 

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2021.5.23 1550列車 3306F

各駅停車栄町行き @矢田〜守山自衛隊前

 

二度目の上陸、名鉄瀬戸線です。

名鉄の路線の中では1番好きな路線で、念願叶って去年夏に初めて訪れて以来になります。

 

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2020.8.14 列番不詳 4012F

尾張旭出場試運転 @瀬戸市役所前

 

前回初訪問ながら4000系の出場を記録できたという幸運がありますが、今回もその幸運は発揮されることになります。

 

瀬戸線は今日まで独自色が強く、本線に投入される車両とは別の形式が投入されてきました。

現在では4000系が18編成と、本線の車両と統一されることなく瀬戸線専用として活躍をしています。

しかしその中でたった1編成だけ、本線と同じ3300系が投入されています。

 

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2021.5.23 1356列車 3306F

各駅停車栄町行き @栄町

 

栄町のホームで待っていたらすぐにやってきたのが、瀬戸電にはたった1編成しかないこの形式。

本来4000系18編成で回せるようになっていましたが、喜多山駅高架化事業に伴い、予備編成の増強が必要とされました。

そのため、2015年に瀬戸線としては初めて3300系が導入されることに。

 

なお、2015年に本線へ投入された3307F以降は新塗装デザインとなっていて、これに合わせる形で既存の編成もデザイン変更が実施、2018年までに3306Fを除くすべての3300系に新塗装が波及しました。

3306Fは喜多山駅高架化事業に合わせた増強編成ということもあり、工事が完成すればほぼ確実に本線へ移籍するものだと思います。そう考えると、近い将来新塗装化するのでは‪……‬??

 

何はともあれ、唯一の原色となり、また瀬戸電唯一の異端児、3306Fというのは特殊な事情で投入された編成で、そういう「ワケあり」な車両が集まる瀬戸線が好きなんです。

今回幸先よく運用に入っている姿を拝めたので、今日は徹底的に追いかけ回すつもりで。

 

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2021.5.23 1433列車 3306F

準急尾張瀬戸行き @栄町

 

ということで準急瀬戸行きを見送ります。

訪問の前日にダイヤ改正があったらしく、日中の急行が全滅、尾張旭止めの各駅停車を尾張瀬戸まで延長させる対応をしていました。

尾張旭行きも急行も日中はないのでわかりやすくはなりましたが、時世の影響か、本数の割に大きな減便に出たなあという印象です。

 

後続の各駅停車で追いかける形で矢田へ。

 

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2021.5.23 @大曽根〜矢田

 

とりあえず大曽根方でロケハン。瀬戸線らしい離合も狙いやすいこの陸橋も良さげでしたが、守山自衛隊前方に光線がちょうどいい場所を見つけたので移動。

 

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2021.5.23 1580列車 4106F

各駅停車栄町行き @矢田〜守山自衛隊前

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2021.5.23 1530列車 4102F

準急栄町行き @矢田〜守山自衛隊前

 

瀬戸電界隈では有名らしい矢田川橋梁です。

ヒキで撮影する人は多いですが、ヨリの作例が上がっていなかったので、撮影不可なのかと思案したものの杞憂に終わり、すぐそばの踏切で撮影可能でした。

 

光線も非常に良かったのでそのまま構えます。

 

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2021.5.23 1550列車 3306F

各駅停車栄町行き @矢田〜守山自衛隊前

 

大満足。

さて、折り返しも狙いたいのですが、栄町方面は順光ながら瀬戸方面はド逆光。撮影地に悩みました。

遊んでみてもいいかなあということで、河川敷に降りてスナップみたいに。

 

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2021.5.23 1581列車 4012F

各駅停車尾張旭行き @矢田〜守山自衛隊前

 

試しに撮ってみましたが、イマイチぱっとしないのでさらに下へ。

 

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2021.5.23 1631列車 3306F

準急尾張瀬戸行き @矢田〜守山自衛隊前

 

初夏を感じさせる1枚の作品に仕上がったのではないでしょうか。

個人的にめちゃくちゃ気に入りました。

次は栄町方面行きなので移動して別の撮影ポイントへ。

 

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2021.5.23 1652列車 3306F

各駅停車栄町行き @東大手〜清水

 

瀬戸電は栄町・東大手の2駅間は地下なので、東大手付近で急カーブを曲がりながら地下へと勾配を下る姿を。

本命こそ最高の形で決まりましたが、練習電は下り列車とカブったり、撮れたはいいが失敗だったりと散々。むしろ本命がよく1発でキマったものです。

 

東大手から3306Fに乗って移動。最後の撮影地、小幡を目指すんですが、日が落ちて暗くなるのを待つ必要があるので、3306Fの車内をいろいろ探索。

 

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2021.5.23 @サ3456

 

中間車の車内です。3306F、実は3300系としては初めてオールロングシートになった編成です。

3300系全体で見ても2次車(3302〜05Fが該当)から10年空いているだけに、細かい差異があるらしいです。本線の3300系には乗ったことがないのですが、まあこれもいずれ比較できたらと。

 

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2021.5.23 @サ3456

 

サ3456は3号車(栄町側から数えて2両目)になりますが、名鉄伝統の客室ドアスイッチがあります。

瀬戸線で扱う機会はまず無いと思いますが、本線転用を視野に入れての装備でしょうか。

 

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2021.5.23 @ク3306

 

こちらはク3306、1号車(尾張瀬戸寄りの先頭車)です。優先席はえんじ色、それ以外の席は藤色になっているのがよく分かります。優先席部のスタンションポールがオレンジに着色されるようになったのはこの編成かららしいです。

乗務員室側の座席は運転席側はなし、助士席側だけになってますね。

 

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2021.5.23 @ク3306

 

関東では採用例の多い17インチワイド液晶に三菱セサミクロという組み合わせ。

瀬戸線では唯一、アニメーションでの案内が可能な編成です。

 

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2021.5.23 @ク3306

 

普段見ることがない視点から。3306F以降全編成が扉上部にLCDを装備していますが、本線配置の各編成は千鳥配置。瀬戸線配置のこの編成は4000系に合わせる形で全部の扉上に装備しています。

 

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2021.5.23 @ク3306

 

運転台です。右手操作型のワンハンドルマスコン。

ここら辺もわかる人にはわかるらしいですが、3305F以前の編成とは形状が変化してたりするらしいです。

 

車内観察もそこここに、時間的にも最後の撮影地へ。

 

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2021.5.23 1951列車 4002F

各駅停車尾張瀬戸行き @小幡

 

以前フォロワーに教えていただいた、瀬戸電をバルブ撮影可能な小幡へ。

6両分ホームがあることから余裕もありますし、動線的にも改札のある橋上駅舎から離れているため、基本的に人の通行の妨げになることがないのがありがたいです。

 

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2021.5.23 1953列車 3306F

各駅停車尾張瀬戸行き @小幡

 

新幹線の時間的にも今日はこれが最後。折り返しはパスにしました。

本来まっすぐ帰れたところですが、このような形で充実した寄り道ができたのはありがたかったですね。

今日は前回履修できなかった3306Fに焦点を当ててきましたが、4000系ももちろん好きなので、機会さえあればまた瀬戸電に足を運びたいと思ってます。

渋くてカッコイイ、唯一の原色を収められて感無量です。

 

今日はここまでになります。

最後までお付き合いいただきありがとうございました。

 

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