真夏に映える銀と彩
こんにちは。
今日もブログを開いてくださりありがとうございます。
今回はちょっとにぎやかになりつつある常磐線界隈の話題を。
とその前に、「フレッシュひたち」という列車をご存知でしょうか?
2015年3月のダイヤ改正までの間、常磐線特急は「スーパーひたち」と「フレッシュひたち」という2つの列車が運行されていました。
2015年3月以降はというと、上野東京ラインの開業により東海道線経由で東京・品川まで乗り入れる全車指定制の特急「ひたち」「ときわ」へと刷新されています。
「フレッシュひたち」に専ら使われていた車両はE653系。現在でこそ活躍の場を新潟に移し、日本海縦断線の特急「いなほ」「しらゆき」で活躍している形式ですが、常磐線特急時代は7両8本+4両4本の陣容で、基本編成は2本ずつ車両の塗装が異なるといった面白い列車でもありました。
で、そんな「フレッシュひたち」は車両と共に「ときわ」へと置き換わり、「ひたち」とも運用が共通になったことからよく言えば汎用性のある、悪く言えば無個性といえる車両になりました。いえ、E657系自体は謹厳実直と言える優れた特急型車両であることは間違いなく、車両空間の大幅なグレードアップや走行性能の向上などに貢献したことは素晴らしい実績であると思います。
さて、長々とした前置きで申し訳ありません、重要なのはここからです。
2022年11月半ば…JR東日本水戸支社は2022年冬以降、「ひたち」・「ときわ」で運用されているE657系の一部編成に「フレッシュひたち」リバイバルカラーを施し、運用させると発表しました。
E653系リバイバルカラーが登場するということでTwitterを中心に結構ザワつきました。
第1弾はK17編成、「グリーンレイク(緑)」塗装。
第2弾はK12編成、「スカーレットブロッサム(赤)」塗装。
第3弾はK2編成、「イエロージョンキル(黄)」塗装。
第4弾はK1編成、「ブルーオーシャン(青)」塗装。
2023年8月の時点で4色が復活しました。
私はというと、とりあえずピンク大好きなので、ピンク…ではないけどピンクっぽい見た目をしているスカーレットブロッサム塗装のK12編成がイチ押しになりました。
運用開始直後に撮影に行っています。
それぞれの塗色は沿線である茨城・福島両県の名勝をイメージしているといいます。
このスカーレットブロッサムは偕楽園の梅ですね。
K12編成に関しては着実にカット数を稼いでいる一方、それ以外の3色に関しては見向きもせず…嘘です、普通に遭遇する運がなかったので狙わなかったら撮れませんでした。
そんなこんなで4色が出揃い、気が向いたら撮るくらいの感じでした。
今夏はほぼほぼ予定がない、私にしては極めて珍しい休暇となったわけですが、ここで、中国赴任中で常磐線を撮り続けてきた知人がお盆の期間帰国することになり、せっかくだからと撮影の機会を作って行こうという話になりました。
早朝から夕方まで、長時間撮影ができるのが夏場のいいところで、前日から運用調査に励みつつ、具体的な場所の選定などを綿密に打ち合わせしていきました。
ということで早朝の那珂川橋梁から。
天気予報に反して曇りという幸先の良くないスタートになりました。
副産物的なモノではありますが、定期運用が朝夕のラッシュ専門となってしまったE501系の回送です。
肝心の「ひたち」1号に関してはよろしくない結果に終わったので、どこかのタイミングで再履修とさせて頂きたい所存。
続いて内原~赤塚のストレート。この時間帯になってようやく晴れてきました。
イエロージョンキル塗装のK2編成は初撮影。また時間帯的にちょうどよく続行で小名浜貨物がやってくるタイミングということで、同時に回収してみました。
続いて偕楽園カーブ、正午過ぎとなれば上下線両方がよい光線で収められる良い場所だと感じました。
下りはこのように収まります。偕楽園カーブではそこそこ減速を強いられるため、130km/hでの走行がたびたび見られる常磐線にしては比較的撮影しやすい場所かなと感じます。ブルーオーシャン塗装のK1編成はここで初撮影。
午後は佐和~東海のアウトカーブで開幕。朝内原ストで見送った「ひたち」と小名浜貨物がそのまま帰ってきた形になります。
ラストは大津港ストで〆。日が長い夏場だからこそこの時間まで露出が持つというのは贅沢ですね。
ギリギリ関東を出ることなく終わりましたが、それでも結構な移動距離でして…。
早朝から車を出してくれた知人には感謝でしかありません。
そんなこんなで私の夏季休暇で唯一撮影に奔走した1日になりました。
なお翌日は別界隈でのイベントになったのでこちらはこちらでカメラが大活躍したことも付け加えておきます。
長文になりましたが、今日のブログはここまでとさせて頂きます。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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