超今更だけど小湊鐵道に転属したキハ40系について紹介してみる〜その1〜
こんにちは。今日もブログを開いて下さりありがとうございます。
メインブログを購読している皆様は既にご存知かと思われますが、先日小湊鐵道線にてキハ40系の貸切列車を運行させていただきました。
とても満足できる内容の素敵な列車になりまして、キハ40系を要望する声に応えて下さった小湊鐵道様には本当に感謝してもしきれません。
さて、そんな貸切を行うにあたり、下見という形で小湊鐵道には2回ほど足を運んだのですが、魅力的な里山の風景を楽しめるロケーションだけでなく、車内のレイアウト等も把握しておかなくてはならないので、車両の方も結構じっくり見ていました。
小湊鐵道のキハ40系がJR東日本からの譲渡車というのは周知の事実ですが、5両でも出処が異なり、車両の内装にも細かい変化が見られます。
今回はその1、ということでキハ40 1を取り扱いましょう。
2023.4.20 @上総中野
簡単なプロフィールから。
富士重工業、昭和54年製。新製配置は水戸で、11年近く水郡線で活躍。平成3年には小牛田へ転じ、ワンマン対応、混雑対策の座席配置変更等が行われています。そして平成28年に会津若松へ。ここで只見線の非冷房車を置き換え。以降は只見線で最後まで活躍していました。
この車両において大事なのが「混雑対策の座席配置変更」ですね。
2023.4.20 @上総中野
小湊鐵道のキハ40系では唯一、1+2列のボックスシートになっているのが特徴です。
また、オレンジ色のシートもおそらく唯一のものだと思われます。
2023.4.20 @上総中野
1列側はやはり手狭な2人掛けです。大柄な人だとやや窮屈かも。
2023.4.20 @小湊鐵道線内
ロングシート区画は6人掛け。トイレのある区画は3人ですが、トイレ自体は使用不可になっているため、無用の長物となっています。
2023.4.20 @上総中野
外観に目を向けてみると、ドアボタンが搭載されていないのもポイントです。
晩年は寒冷地路線で走る車両だっただけに、これには少々意外です。
2023.4.20 @上総牛久
そうそう、小湊鐵道に転じるまでは東北地域色をまとっていた車両ですが、状態が悪かったためか塗り替えになりました。5両のうち唯一塗装変更になっています。
小湊鐵道色になった訳ですが、塗り分け線は東北地域色時代と変わらず。
こんな感じでしょうか。強いていえば小湊鐵道転属後に貫通扉部分にヘッドマーク掛けができたことでしょうかね……。
すっかり小湊鐵道に定着した感のあるヨンマルですが、気付けば定期列車を持つキハ40系は東日本エリアではここだけになりました。
新潟に行けば「越乃Shu✱Kura」、秋田に行けば「リゾートしらかみ・くまげら」が、あとは東北地区中心に「風っこ」もいたりと、のって楽しい列車で見ることはできますが、定期列車はもうここだけ。
体質改善とかでヨンマルならざるものへと化した西日本や魔改造大好き九州はさておいて、北海道ではJR東日本同様に電気式気動車のH100系「DECMO」に置き換えられていますし、四国にも新型気動車を導入する話が出ています。
小湊鐵道には国鉄キハ20系ベースのキハ200形もいることから、国鉄型気動車を気軽に楽しめる最後の楽園になりそうな感じがします。
せっかくいい機会を頂きましたし……またちゃんとじっくり探訪したいところです。
今日のブログはここまでになります。
最後まで読んでくださりありがとうございました。
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