Route357

くるまとか鉄道とか趣味とか。不定期更新で「伝えること」を目的に記事を書いていきます。

いつまで走ルンです?

こんにちは。本日もブログを開いてくださりありがとうございます。

想像以上にブログを投稿するスパンが短くなってて、放置多めだったあの頃は一体どこへいったのかと疑うほどです。

それくらい書くことがあったってことなんですけれども。

 

先日、常磐線特急「ひたち」・「ときわ」の撮影をしてきた記事を投稿したかと思われますが…。

13-15c.hatenablog.com

 

凝りもせずにまたしても常磐線の撮影へ出向いてしまいました。

ただし前回と違って狙いはE501系、常磐線を走る列車としては極めて少数派に当たります。

 

2023.9.3 回2576M E501系都カツK704編成
水戸送り込み回送 @勝田

 

E501系は常磐線取手以北の輸送力増強と通勤圏の拡大を目標に投入された通勤電車で、209系を基本設計とした車両になります。その性質上デビュー当初はオールロングシート4扉というラッシュ時の混雑緩和には大きく寄与したものの、トイレ設備のないことなどから運用が限定的となり、基本付属合わせた15両編成で上野~土浦間のみを運行する形となっていました。

 

2007年以降は上野口へ乗り入れる常磐線普通列車は後継となるE531系に統一され、運用範囲が土浦以北になる現在の形となりました。

また付属編成に関しては友部から水戸線に乗り入れる運用もありましたが、交直セクションでの故障などから運用が消滅しています。

 

2023.8.18 回2527M E501系都カツK704編成
勝田車セ入庫回送 @水戸~勝田

年々運用が減少傾向にあり、水戸~いわき間の通勤輸送を担うために残っているまであります。

5両の付属編成に関しては実際に客扱いされるのは水戸~いわき間で朝1往復、それ以外は入出庫の回送で内原と勝田を移動する程度です。

 

知ってる人も多いとは思いますが、E531系はワンマン化改造が進められていまして、運用がワンマン対応車と非対応車とで分別されている状態です。

ワンマン化改造完了と同時に付属編成は消滅するのでは・・・?というのが個人的な予想です。

 

2023.9.3 644M E501系都カツK703編成
普通土浦行き @勝田

朝の運用は先日撮影しましたし、今回は夜間のみ。となると必然的に回収効率の良い勝田Bになりますよね…。

まずは644M、いわき発土浦行きのロングラン列車で、E501系が唯一上りで土浦まで乗り入れる運用です。

2023.9.3 回2576M E501系都カツK704編成
水戸送り込み回送 @勝田

次は回2576M。水戸発いわき行きの普通577Mの送り込みとなる列車です。

時刻がどこにも記載ないので、備忘録程度に載せておきます。

 

勝田2番2007入線→2015頃出発

3番2008発の勝田始発品川行きの普通1252Mの後続なのでわかりやすいです。

 

なおこの列車の出発直後、3番線には内原行き回送列車が5両編成で入線してきます。

 

勝田3番2016入線→2027頃出発

こちらは2番2021発の特急「ひたち」28号品川行きの後続で出発します。

 

2023.9.3 570M E501系都カツK702編成
普通水戸行き @勝田

そして570M、いわき発水戸行きの列車です。

これを含めると…勝田でおよそ1時間半の滞在で基本編成3本、付属編成1本が順調に回収できます。朝夕に運用が集中しているとはいえ、19時以降はゴールデンタイムと言えるのではないでしょうか?

 

ここからはおまけです。E501系狙いでいったはいいものの、副産物で回収できる車両が多々あったのでこちらも…。

 

2023.9.3 82M E657系都カツK1編成
特急「ときわ」82号 @勝田

2023.9.3 84M E657系都カツK12編成
特急「ときわ」84号 @勝田

特急「ときわ」としてフレッシュひたちカラーの2本が連続でやってきました。

赤は履修済みでしたが、青は勝田Bでは初めまして。黄色と緑も機会あれば履修したいところ。

 

そして私の帰宅電ですが…。

 

2023.9.3 1227M E531系都カツK423編成
普通勝田行き @勝田

折り返し上野行き458Mとなる列車がこの赤電、K423編成でした。

常磐線土浦以南では15両編成での運用がほとんどなだけに、10両単独の姿を収めるのは非常に難しい車両ですが、ちょうどいい時間に勝田行きで来てくれました。

電連のある10号車先頭なのがいいですね。

 

とまあこんな感じで撮影してました。

記録できるうちに記録しておこうという感じではありましたが、少しでも自身のモチベ維持につながったんじゃないかな?と思います。

 

本日の記事はここまで。

最後までお付き合いくださりありがとうございました。

 

#45

時は来た!嶺南から首都圏へ!

本日もブログを開いて下さりありがとうございます。

今日はちょっとした速報記事ですね。

 

2023.1.29 3506E W7系幹ハクW10編成
「かがやき」506号 @新高岡

2024年3月16日、北陸新幹線の金沢~敦賀間を延伸開業することが正式に決定しました。

2015年3月14日の長野~金沢間延伸から丸9年、北陸3県で未だ新幹線がたどり着いていなかった福井にもやってくることになります。

 

ということで、詳細はプレスリリースも出たことだしそっち読んでもらうとして。

個人的にいくつか気になった内容について、少し書いていこうと思います。

 

1.「かがやき」が速達性重視から乗車機会向上へ

 

これは正直かなり衝撃でした。というのも、北陸新幹線「かがやき」といえば東京・上野・大宮・長野・富山・金沢…と速達性が高い列車になっていて、北陸対関東を強く意識していただけに、福井県内の停車駅も福井・敦賀だけになるものだと思っていたためです。

 

しかし予想とは裏腹に9往復のうち4往復は停車タイプとして、小松・加賀温泉芦原温泉・越前たけふの各新駅にも2往復ずつ停車する方向として決まったみたいなのです。

 

ダイヤ設定の柱として「北陸3県の県庁所在地対首都圏を3時間以内」「対関西圏において現行水準同等の乗車機会確保」「新規開業の各駅から首都圏へ直通可能」といった思想に基づいての設定となったようです。やるじゃん。

 

その思想は所要時間にちゃんと反映されており、発表されたもので東京~福井間最速2時間51分というものでした。

 

2.「はくたか」は金沢止まりが多く残る

 

これも想定外。

知っての通り金沢延伸以降の北陸新幹線においては、「はくたか」は長野以北を基本的に各駅停車(乗車機会確保)、「かがやき」との乗継で対関東の速達性確保といった棲み分けがなされてきました。

その例に則れば、「はくたか」は福井・敦賀までの停車便を担う役割を果たすのかな~という思いでしたが、予想とは裏腹に直通するのは5往復のみ。

 

とはいえ北陸3県内の移動需要を満たす「つるぎ」も予想を超える拡充を図ったので、対関東志向をより強めることになったのかもしれません。

 

3.「つるぎ」は各駅停車という時代はもう終わり

 

想定外の連続です。まさかまさかですが、これまで金沢~富山間のシャトル便として「サンダーバード」「しらさぎ」「ダイナスター」との乗継で関西・福井からの需要をつないできた「つるぎ」ですが、敦賀延伸を機に速達タイプが誕生することになりました。

 

現行18往復の富山発着便がそのまま敦賀に突っ込むだけでなく、新たに金沢~敦賀間の区間便が7往復設定されることになりました。

敦賀駅での特急接続が8分程度ということで、「はくたか」に対しこちらは対関西という志向がより強くなった形です。

 

で、特急と連絡する列車は計25往復が新規開業区間に踏み入れるわけですが、このうち9往復が速達タイプとして途中福井のみに停車する列車になります。

意識としてはこれまでの「サンダーバード」との一体感を損なわないための列車になっている気がしますが、利用者がそこそこ多くいる小松を通過する列車が「かがやき」併せて16往復となることを考えると、ちょっとやりすぎな気もします。

 

また、特急連絡とは無関係のシャトル列車は5本設定されるようです。おそらくこれは「おはようエクスプレス」「おやすみエクスプレス」「ダイナスター」の代替となる列車だと思われます。

 

4.特急「能登かがり火」存続

 

もう驚きっぱなしです。金沢からIRいしかわ鉄道線経由で七尾線和倉温泉へ向かう特急はこの「能登かがり火」と大阪からの「サンダーバード」1往復になるわけなんですが、「サンダーバード」が敦賀までとなることから、用途が限定される特急型車両をわざわざ七尾線に残さないだろうな…という考えでいました。

 

が、ここにきて5往復へ増発…実際には「サンダーバード」1往復が「能登かがり火」に置き換わっているので、現行水準をここでも確保したといえます。

2023.1.29 @金沢

2021.8.23 21M 681系金サワW11編成
特急「おはようエクスプレス」 @鯖江~北鯖江

車両はというとこれまでの「能登かがり火」が原則3両編成であったことから3両編成になると予想できますが…。このために681系の一部を残すのかと半信半疑です。

とはいえ683系の付属編成となると一気に編成数が少なくなることから、681系を残すのが妥当かもしれません…。

 

気になったのは以上の4点です。

現行水準を維持する方針自体は悪くありませんが、一方で今後の対応が非常に難しいのは「つるぎ」と在来線特急を乗り継いだ場合の時短効果でしょうか…。

 

記者会見において、敦賀駅での乗継は想定8分程度とありまして。

これまでの在来線特急「サンダーバード」「しらさぎ」で1本だった名古屋・京都・大阪~福井間というのは乗継が必要になるにも関わらず、時短効果はわずか3分、しかし列車自体は乗継となるため料金体系も実質値上げ。おまけに中間駅の越前たけふは在来線武生・鯖江両駅の代替になるにもかかわらず両駅から大きく離れている、といった実態で、今回の印象として嶺北対関西中京に関しては改悪と言わざるを得ない感じでした。

 

2021.8.27 1238M 521系金サワJ23編成
普通武生行き @鯖江~北鯖江

新幹線開業後、北陸本線敦賀大聖寺間はハピラインふくいに移管される訳ですが、当該区間は当然特急廃止…ただし、普通列車自体は増発される見込みがあるので、敦賀~福井間の短距離…と考えると特急から新幹線ではなく三セクに乗り継ぐパターンが増えそうな感じです。

いずれにしても敦賀という中途半端な場所で止めることになったのが凶とでる形です。

どうせなら敦賀~福井間だけ当面新在併用にすれば最大限恩恵を受けられるのでは…と思ったのは私だけでしょうか…?

 

新大阪への延伸さえできれば効力を発揮できるとは思いますが、延伸で負担が増えるのは自治体と利用者ですから、関西圏との結びつきが比較的強い嶺南への対応はもう少し考えてほしかった点として挙げておきます。

 

とはいいますが、対首都圏だけで言えば完璧。本数は現行水準を維持しつつ速達性が向上、さらに相互の観光や出張における滞在時間の拡大はさすが新幹線というべきではないでしょうか。

 

敦賀延伸まであと半年ちょっとというところまで来ましたが、首都圏から福井への移動が変わる日が非常に待ち遠しく思いました。

 

今日のブログはここまで。

最後までご覧くださりありがとうございました。

 

#44

真夏に映える銀と彩

こんにちは。
今日もブログを開いてくださりありがとうございます。

 

2023.8.18 11M E657系都カツK1編成
特急「ひたち」11号 @赤塚~(臨)偕楽園

今回はちょっとにぎやかになりつつある常磐線界隈の話題を。
とその前に、「フレッシュひたち」という列車をご存知でしょうか?

 

2015年3月のダイヤ改正までの間、常磐線特急は「スーパーひたち」と「フレッシュひたち」という2つの列車が運行されていました。

2015年3月以降はというと、上野東京ラインの開業により東海道線経由で東京・品川まで乗り入れる全車指定制の特急「ひたち」「ときわ」へと刷新されています。

 

2023.2.20 11M E657系都カツK12編成
特急「ひたち」11号 @秋葉原御徒町

フレッシュひたち」に専ら使われていた車両はE653系。現在でこそ活躍の場を新潟に移し、日本海縦断線の特急「いなほ」「しらゆき」で活躍している形式ですが、常磐線特急時代は7両8本+4両4本の陣容で、基本編成は2本ずつ車両の塗装が異なるといった面白い列車でもありました。

で、そんな「フレッシュひたち」は車両と共に「ときわ」へと置き換わり、「ひたち」とも運用が共通になったことからよく言えば汎用性のある、悪く言えば無個性といえる車両になりました。いえ、E657系自体は謹厳実直と言える優れた特急型車両であることは間違いなく、車両空間の大幅なグレードアップや走行性能の向上などに貢献したことは素晴らしい実績であると思います。


 

さて、長々とした前置きで申し訳ありません、重要なのはここからです。

2022年11月半ば…JR東日本水戸支社は2022年冬以降、「ひたち」・「ときわ」で運用されているE657系の一部編成に「フレッシュひたちリバイバルカラーを施し、運用させると発表しました。

E653系リバイバルカラーが登場するということでTwitterを中心に結構ザワつきました。

第1弾はK17編成、「グリーンレイク(緑)」塗装。

第2弾はK12編成、「スカーレットブロッサム(赤)」塗装。

第3弾はK2編成、「イエロージョンキル(黄)」塗装。

第4弾はK1編成、「ブルーオーシャン(青)」塗装。

2023年8月の時点で4色が復活しました。

 

私はというと、とりあえずピンク大好きなので、ピンク…ではないけどピンクっぽい見た目をしているスカーレットブロッサム塗装のK12編成がイチ押しになりました。

運用開始直後に撮影に行っています。

 

2023.2.16 80M E657系都カツK12編成
特急「ときわ」80号 @勝田


それぞれの塗色は沿線である茨城・福島両県の名勝をイメージしているといいます。

このスカーレットブロッサムは偕楽園の梅ですね。

2023.2.20 62M E657系都カツK12編成
特急「ときわ」62号 @北松戸~馬橋

2023.8.17 64M E657系都カツK12編成
特急「ときわ」64号 @北小金南柏

 

K12編成に関しては着実にカット数を稼いでいる一方、それ以外の3色に関しては見向きもせず…嘘です、普通に遭遇する運がなかったので狙わなかったら撮れませんでした。

そんなこんなで4色が出揃い、気が向いたら撮るくらいの感じでした。

 

今夏はほぼほぼ予定がない、私にしては極めて珍しい休暇となったわけですが、ここで、中国赴任中で常磐線を撮り続けてきた知人がお盆の期間帰国することになり、せっかくだからと撮影の機会を作って行こうという話になりました。

早朝から夕方まで、長時間撮影ができるのが夏場のいいところで、前日から運用調査に励みつつ、具体的な場所の選定などを綿密に打ち合わせしていきました。

 

2023.8.18 回2527M E501系都カツK704編成
勝田車セ入庫回送 @水戸~勝田

ということで早朝の那珂川橋梁から。

天気予報に反して曇りという幸先の良くないスタートになりました。

副産物的なモノではありますが、定期運用が朝夕のラッシュ専門となってしまったE501系の回送です。

肝心の「ひたち」1号に関してはよろしくない結果に終わったので、どこかのタイミングで再履修とさせて頂きたい所存。

2023.8.18 5M E657系都カツK2編成
特急「ひたち」5号 @内原~赤塚

2023.8.18 2095列車 EH500-15[仙貨]+コキ18B
コンテナ輸送列車(小名浜貨物) @内原~赤塚

続いて内原~赤塚のストレート。この時間帯になってようやく晴れてきました。

イエロージョンキル塗装のK2編成は初撮影。また時間帯的にちょうどよく続行で小名浜貨物がやってくるタイミングということで、同時に回収してみました。

 

2023.8.18 12M E657系都カツK12編成
特急「ひたち」12号 @赤塚~(臨)偕楽園

続いて偕楽園カーブ、正午過ぎとなれば上下線両方がよい光線で収められる良い場所だと感じました。

2023.8.18 59M E657系都カツK10編成
特急「ときわ」59号 @赤塚~(臨)偕楽園

2023.8.18 11M E657系都カツK1編成
特急「ひたち」11号 @赤塚~(臨)偕楽園


下りはこのように収まります。偕楽園カーブではそこそこ減速を強いられるため、130km/hでの走行がたびたび見られる常磐線にしては比較的撮影しやすい場所かなと感じます。ブルーオーシャン塗装のK1編成はここで初撮影。

 

2023.8.18 18M E657系都カツK2編成
特急「ひたち」18号 @佐和~東海

2023.8.18 2094列車 EH500-15[仙貨]+コキ18B
コンテナ輸送列車(小名浜貨物) @佐和~東海

 

午後は佐和~東海のアウトカーブで開幕。朝内原ストで見送った「ひたち」と小名浜貨物がそのまま帰ってきた形になります。

 

2023.8.18 22M E657系都カツK1編成
特急「ひたち」22号 @磯原~大津港

ラストは大津港ストで〆。日が長い夏場だからこそこの時間まで露出が持つというのは贅沢ですね。

ギリギリ関東を出ることなく終わりましたが、それでも結構な移動距離でして…。

早朝から車を出してくれた知人には感謝でしかありません。

 

そんなこんなで私の夏季休暇で唯一撮影に奔走した1日になりました。

なお翌日は別界隈でのイベントになったのでこちらはこちらでカメラが大活躍したことも付け加えておきます。

 

長文になりましたが、今日のブログはここまでとさせて頂きます。

最後までお読みいただきありがとうございました。

 

#42

超今更だけど小湊鐵道に転属したキハ40系について紹介してみる〜その1〜

こんにちは。今日もブログを開いて下さりありがとうございます。

 

メインブログを購読している皆様は既にご存知かと思われますが、先日小湊鐵道線にてキハ40系の貸切列車を運行させていただきました。

とても満足できる内容の素敵な列車になりまして、キハ40系を要望する声に応えて下さった小湊鐵道様には本当に感謝してもしきれません。

 

さて、そんな貸切を行うにあたり、下見という形で小湊鐵道には2回ほど足を運んだのですが、魅力的な里山の風景を楽しめるロケーションだけでなく、車内のレイアウト等も把握しておかなくてはならないので、車両の方も結構じっくり見ていました。

小湊鐵道のキハ40系がJR東日本からの譲渡車というのは周知の事実ですが、5両でも出処が異なり、車両の内装にも細かい変化が見られます。

 

今回はその1、ということでキハ40 1を取り扱いましょう。

 

 

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2023.4.20 @上総中野

 

簡単なプロフィールから。

富士重工業、昭和54年製。新製配置は水戸で、11年近く水郡線で活躍。平成3年には小牛田へ転じ、ワンマン対応、混雑対策の座席配置変更等が行われています。そして平成28年会津若松へ。ここで只見線の非冷房車を置き換え。以降は只見線で最後まで活躍していました。

 

この車両において大事なのが「混雑対策の座席配置変更」ですね。

 

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2023.4.20 @上総中野

 

小湊鐵道のキハ40系では唯一、1+2列のボックスシートになっているのが特徴です。

また、オレンジ色のシートもおそらく唯一のものだと思われます。

 

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2023.4.20 @上総中野

 

1列側はやはり手狭な2人掛けです。大柄な人だとやや窮屈かも。

 

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2023.4.20 @小湊鐵道線内

 

ロングシート区画は6人掛け。トイレのある区画は3人ですが、トイレ自体は使用不可になっているため、無用の長物となっています。

 

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2023.4.20 @上総中野

 

外観に目を向けてみると、ドアボタンが搭載されていないのもポイントです。

晩年は寒冷地路線で走る車両だっただけに、これには少々意外です。

 

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2023.4.20 @上総牛久

 

そうそう、小湊鐵道に転じるまでは東北地域色をまとっていた車両ですが、状態が悪かったためか塗り替えになりました。5両のうち唯一塗装変更になっています。

小湊鐵道色になった訳ですが、塗り分け線は東北地域色時代と変わらず。

 

こんな感じでしょうか。強いていえば小湊鐵道転属後に貫通扉部分にヘッドマーク掛けができたことでしょうかね‪……‬。

 

すっかり小湊鐵道に定着した感のあるヨンマルですが、気付けば定期列車を持つキハ40系は東日本エリアではここだけになりました。

新潟に行けば「越乃‪Shu✱Kura」‬、秋田に行けば「リゾートしらかみ・くまげら」が、あとは東北地区中心に「風っこ」もいたりと、のって楽しい列車で見ることはできますが、定期列車はもうここだけ。

体質改善とかでヨンマルならざるものへと化した西日本や魔改造大好き九州はさておいて、北海道ではJR東日本同様に電気式気動車のH100系「DECMO」に置き換えられていますし、四国にも新型気動車を導入する話が出ています。

小湊鐵道には国鉄キハ20系ベースのキハ200形もいることから、国鉄気動車を気軽に楽しめる最後の楽園になりそうな感じがします。

 

せっかくいい機会を頂きましたし‪……またちゃんとじっくり探訪したいところです。

 

今日のブログはここまでになります。

最後まで読んでくださりありがとうございました。

 

#41

超今更だけど飯田線の213系5000番台について紹介してみる

こんにちは。今日もブログを開いて下さりありがとうございます。

 

昨日は飯田線に乗ってきました。愛知県の豊橋から長野県の辰野までの路線ですが、基本的に中央線の辰野支線に乗り入れ岡谷、さらには中央東線上諏訪方面へと直通します。

そんな中、今回は豊橋14時台の岡谷行きに乗車しました。充当するのは去就が心配な213系。

 

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2023.1.7 531M 213系海カキH6編成

普通岡谷行き @飯田

 

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2023.1.7 @豊橋

 

豊橋から飯田線を乗り通せる列車は10時台・14時台の岡谷行き、16時台の上諏訪行きの3本。

今回は飯田線専属となってしまった213系5000番台をざっくり見ていこうと思います。

 

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2023.1.7 @豊橋

 

213系5000番台は211系同様、前面・側面ともに方向幕になっています。

 

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2022.1.7 @飯田線

 

車内です。吊革があるのはドア周りのみ、ドア間は転換式クロスシートになっています。


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2023.1.7 @飯田線

 

シートはワインレッドに白いビニルカバーがついています。

シートは転換させると座面の傾斜が変わるタイプです。


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2023.1.7 @飯田線

 

これは補助椅子の名残でしょうか?現在は使えなくなっています。

 

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2023.1.7 @飯田線

 

車端部はロングシート。優先席は313系と同様にオレンジのシートになりますね。


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2023.1.7 @飯田線

 

ドアは化粧板が貼られています。他社の同世代だとステンレスむき出しの扉が多い中、JR東海は進んでいたように感じます。

ドアボタンは飯田線転用時に増設されたもの。


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2023.1.7 @飯田線

 

銘板関係です。号車札はありません。

続いて外観。


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2023.1.7 @飯田線

 

ドアの外観はこんな感じ。ドアボタンは結構物々しいです。

 

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2023.1.7 @駒ヶ根

 

飯田線転用と同時にトイレが増設されています。2011年以降に増設されているので313系の初期型よりは広々としている印象です。

窓の埋められた跡も生々しいですね。


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2023.1.7 @飯田

 

電動台車はC-DT56、付随台車はC-TR241。


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2023.1.7 @辰野

 

辰野からは中央線辰野支線へ入ります。


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2023.1.7 @岡谷

 

終点岡谷です。531Mで到着した列車は折り返し上り最終の駒ヶ根行き234Mに流れます。そういえばこの時の幕を撮ってないな?

315系の投入で211・311系に廃車が出ている中、213系は全編成が今のところ動きがありません。用途が特異なだけに今後が気になります。

可能性があるとしたら‪……‬315系投入で、余剰になる313系で運用を置き換えるのかなって感じです。

 

乗れるうちに乗っておけたのは運が良かったかなと思います。313系3000番台の場合は座席が若干硬めなので、飯田線で引き当てると嬉しくないと思うんですよね‪……。ますます今後が気になるところです。

 

今日のブログはここまでです。最後までお読みいただきありがとうございました。

 

#40

超今更だけど男鹿線のEV-E801系についてざっくり紹介したい

新年あけましておめでとうございます。そして新年早々ブログを開いて下さりありがとうございます。

さて、メインブログの「中浦日記」が先月より更新を再開することになりましたが、用途をわけながらこっちはこっちで雑多に扱っていこうかと思います。

今年もよろしくお願いします。

 

今回はタイトル通り、男鹿線の新型蓄電池車EV-E801系を紹介していこうと思います。

 

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2022.12.30 1145M EV-E801系秋アキG4編成+G1編成

普通男鹿行き @秋田

 

陳腐化が進むキハ40系の置き換えを進めるべく、EV-E801系は2017年に運用を開始しました。

男鹿線は全線非電化の路線なのに電車が投入された訳ですが、男鹿線の路線距離がそこまで長くないこと、交流電化区間である奥羽本線に全列車が乗り入れる運行形態であるため、奥羽本線内を走行中は架線から給電して走行と蓄電、男鹿線内では蓄電池から給電し走行、というパターンが現実的に可能だった点が上げられると思います。これを五能線でやろうとするとちょっと難しそうですから。

 

2017年の運用開始から3年、良好な実績を積みつつあったからか更に5編成10両が追加で投入、2021年改正では同時に五能・津軽線にGV-E400系が投入が完了したため、JR東日本管内ではキハ40系の定期運用完全淘汰に成功しています。

 

まずは外観から。

 

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2022.12.31 1129M EV-E801系秋アキG6編成

普通男鹿行き @男鹿

 

まずは遠くから見てもわかるような、赤と青1色の車体。

 

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2022.12.30 @秋田

 

この前面形状‪……‬どこかで見たことありません?

 

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2022.12.30 @秋田

 

赤もしくは青の車体に、窓周りはグレーという組み合わせですね。キハ40系時代にもあったなまはげのイラストはバッチリ引き継がれています。

 

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2022.12.30 @秋田

 

情報量が多い側面のLED。

このクソデカLED表示器で気付いた人はいるのでしょうか?

 

実はこの車両、JR九州若松線香椎線向けに投入したBEC819系を50Hz化・寒冷地仕様にした車両という面白い車両でして、前面も雪が付着することを想定して前照灯・尾灯を上部に移設するなどの変更を加えたのみに留まっています。

 

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2022.12.30 @秋田

 

男鹿より先頭車(EV-E801)は赤色、CI・静止形インバータ・空気圧縮機を搭載しています。

秋田より先頭車(EV-E800)は青色、蓄電池の筐体がでかでかと鎮座しています。

 

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2022.12.30 @秋田

 

先に直流線区の烏山線向けに投入されたEV-E301系同様「ACCUM」の愛称がつけられています。蓄電池車は今後ACCUMシリーズで展開していくのでしょうか?

それはそうと、男鹿線地方交通線ながら駅間がそこそこ短く、沿線もしっかり集落があるため朝夕は通勤通学で混雑するためか、都市型ワンマンを導入したのが面白い点です。車外監視カメラがちゃんとありますよね。

量産先行編成(G1)に関しては通常通りのワンマン運転を想定していたためか、運賃箱や整理券箱の筐体がちゃんと搭載された状態で運用入りをしたらしいです。が、EV-E801系統一にあたり量産車との仕様統一が行われ、現在では車両脇にあった「入口」「出口」表示器を埋めた痕跡くらいしか判別の方法がないらしいですね。

 

ちなみに量産車G6編成の方に往復で乗車したので、今度は内装を見ていこうと思います。

まずは全体。

 

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2022.12.31 @男鹿

 

こちらは男鹿より先頭車のEV-E801になります。トイレがありません。

乗務員室周りのレイアウトはもう完全に九州出ちゃってるんですわ‪…一応JR東向けにレイアウトは見直しているんでしょうけど。

良くも悪くもJR東日本の車っぽくはないかなあという印象です。

 

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2022.12.31 @男鹿

 

運転台です。こちらはJR東日本標準の左手型ワンハンドルマスコン。おそらく変更点はないかも。

 

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2022.12.31 @男鹿線

 

ドア周り。この辺りはさすがに東日本仕様になってます。とはいえドアの見た目が完全に日立製A-trainのそれ。違和感は拭えないというか。

 

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2022.12.31 @男鹿線

 

ということで銘板も。当然日立ですよね。まあJR九州の車両をほぼまんま輸入してますからそうなるよな。

 

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2022.12.31 @男鹿線

 

お次は座席。オールロングシートです。これはJR東日本の標準ともJR九州のBEC819系とも全く座り心地の異なるタイプで、どちらかといえば私鉄や東京メトロなんかのA-trainに近いかもしれません。長時間乗車するわけではない線区向けであることに加え、初期のA-train(東葉高速2000系など)を思い浮かべるような肉薄シートでもないため、ハッキリ言って悪くないです。あと特筆するとすれば‪……‬車内が白基調・白色LEDの明るい印象を損なわない暖色系の座席なのはかなり高評価でしょうか。

 

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2022.12.31 @男鹿線

 

正面から見てみるとこんな感じです。シートの感じがJR東日本らしくなくてかなり良い。


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2022.12.31 @男鹿線

 

背面は茶色基調に暖色系でまとめられたストライプ、座面は茶色1色。

優先席エリアはE235系などでお馴染みの組み合わせなので割愛。クッションがかなり変わっただけ。

 

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2022.12.31 @男鹿線

 

最後は秋田より先頭車(EV-E800)の車端部。お手洗いの形状が完全にJR九州。明らかに違う。

そして若干気になるのは車端部にあるデッドスペース。蓄電池車という特殊な車両だからというのはあると思うのですが、やはり機器室があると圧迫感を感じると言わざるを得ません。

 

これくらいでしょうか?

 

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2022.12.31 @男鹿線

 

そうそう、情報表示モニタはちゃんと男鹿線らしくなまはげのイラストが表示されていました。

これが次の駅とかも案内してくれればなおいいのですがね‪……‬。

 

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2022.12.31 @男鹿

 

終点の男鹿駅には充電設備が用意され、充電設備のある1番線のみを通常使用というスタイルを取るようです。

趣味的に見ると面白い車両でした。JR東日本らしさがない車両ではありますが、男鹿線らしさはちゃんと出ていて好印象です。

 

乗車した男鹿線に関しては今後YouTubeチャンネルでも紹介しようと思います。

本日は最後まで読んでくださりありがとうございました。

 

#39

鉄道に対してモチベがなくなったから、なんかモチベーションが上がりそうな記事を書こうとした結果すごく長くなってしまい、3時間以上もブログに費やしてしまいました。外がすごく明るいです。

こんにちは。

今日もブログを開いて下さりありがとうございます。

 

ふと書きたいなあって時すぐに書き出すと、意外とすぐにワードが浮かんできて書きたい感じに仕上がるのかな?なんて思います。今日はなんの話題を出そうかなって考えたとき、直感的にこれはぜひともやっておきたいと思ったので…。

 

前置きのようななにか

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2022.11.6 311列車 8801F

各駅停車千葉中央行き @北初富

 

新京成線です。小6の頃から船橋市に住んでいたことがあり、私自身思い入れがある路線です。

隠すことでもないのでさらっと説明すると、野田佳彦内閣総理大臣が通われていた小学校・中学校に通っていました。分かる人には分かりますが、船橋市と言いながら田舎に住んでいたことになりますね。

その後の高校生活はというと所を移し千葉市中央区へ。船橋市以上になにもなくてつまらなかった3年間でしたが、都心方面に出る際には意外と京成千葉線を使う機会も多く、どの列車に乗っても津田沼乗換が強いられるので新京成の車両も必然的に乗っていました。

 

自分語りはほどほどに。学生時代自体は黒歴史なので多くは語りませんが、なんだかんだで7年くらいの間新京成線を使う機会は多く、日常的に茶帯の車両と親しんでいました。

ジェントルピンクの塗装が出てきた時には驚きましたが、似合っているので別に何も思うことはなく。

 

そのピンクの車両が行き交う新京成線ですが、2021年に最後まで残っていた8000形8512Fが引退し、現有形式は4形式になりました。

 

8800形(6両編成×16本=96両)

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2022.9.12 59列車 8816F

各駅停車京成津田沼行き @元山〜くぬぎ山

 

まずは一応最古参となる8800形。登場は1986年なので車齢自体は長い車両で36年になります。他社でいえばJR九州の811系を筆頭に小田急1000形京急1500形東京メトロ02系なんかと世代が被る形式です。

しかし最古参とは名ばかりで、登場から5年で8両編成12本の世帯を築き上げ、後の編成組み換えが行われた際にも廃車が出ることなく、6両編成16本と現在まで最大勢力を誇ります。

この形式は本当に沼で、編成組み換えはもちろんですが‪…16編成に形態差がいくつも存在するというヤバい車種です。

長くなるので端折ります。

 

8900形(6両編成×3本=18両)

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2022.9.12 61列車 8918F

各駅停車京成津田沼行き @元山〜くぬぎ山

 

続いて8900形。こちらは1993年登場で東京メトロ07系名鉄3500形とほぼ同世代。時期的にはGTOと初期型IGBTの狭間ではありますが、この形式はGTOを採用して登場しました。2014年から8000形(更新車)の廃車発生品を移植する形でIGBT素子のVVVFインバータ機器に換装されています。

8両編成3本という少数世帯ですが、後年新京成全車両の6両編成統一に合わせて中間車を廃車しているので、6両編成3本の世帯になります。現時点では最少数世帯タイですが、今後単独最少数世帯になる見込みです。

京成千葉線への直通には使われません。

 

N800形(6両編成×5本=30両)

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2022.10.30 360列車 N838F

各駅停車松戸行き @北初富

 

京成グループ標準車体を新京成では初めて導入したN800形。私が沿線在住の頃はちょうど3次車にあたるN838Fが投入される前後とかでした。2005年登場ですが、5次車のN858Fは2018年導入と京成3000形よろしくとにかく増備が長期間にわたった形式です。6両編成5本ですが京成線直通対応車なので見かける機会は多いです。

4次車以前と5次車とで内装等仔細な仕様が大きく異なり、前者は京成3000形(6次車以前)譲りのシンプルなインテリアを基調にエンジ色のモケット、後者は8800形リニューアル車に近しいピンクとグレー基調のオリジナルのインテリアに8800形リニューアル車と全く同じ背面ピンク+座面グレーのモケットという組み合わせです。

また4次車以降は登場当初から前照灯LEDとなっているほか、内装面の変化としてパッとビジョンを採用しています。

 

80000形(6両編成×5本=30両)

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2022.11.6 52列車 80036F

各駅停車松戸行き @前原〜新津田沼

 

ラストは最新鋭の80000形。京成3000形ベースのN800形に続き、京成3100形と共通設計とされた形式ながら、足回りで三菱製のSiC素子適用VVVFインバータを採用するなどの違いがあります。

1次車80016Fと2次車80026Fで残っていた8000形を淘汰した形式ですが、今月3次車80036Fが導入され、ついに最大勢力8800形にもメスが入ることに。

今後は8800形を80000形で置き換えていくようで、新京成の新しい顔になる形式と言えると思います。

 

前置き、長すぎ‪…

 

前置きだけでもう2000文字以上使っています。読む意欲を損なわせる才能あるよワタシ。

私が沿線に住んでいた頃は8000形からN800形への代替が進められていた訳ですが、気付けばもう8800形から80000形への代替が始まろうとしています。

で、面白いのが8800形の一部は代替対象外という点です。5年間で大量に投入された分車齢に差がほぼないはずなのに‪…訳が分からないでしょう?

これ、一部編成でリニューアルを施工しているからなんです。廃車と同時進行でリニューアルというのも最高に意味がわからないのですが、まもなく実際にそうなるから本当に不思議です。

 

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2022.11.6 310列車 8801F

各駅停車松戸行き @八柱〜常盤平

 

廃車第1号と噂されているのが8801F。8800形のトップナンバー、初代8808Fのうち8804号車と8806号車を引き抜いた編成です。京成千葉線直通開始に向けて6両化が行われたグループは8808F(初代)、8848F、8872Fの3編成で、それぞれ8801F・8802F・8803Fに改められています。捻出された余剰車は2両に先頭車化改造などを行い8804Fを組成、4編成に仕立てられました。

このうち8802Fと8803Fは元が比較的後年の編成のためかリニューアル、8801Fと8804Fはリニューアルされることなく現在に至ります。

 

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2022.11.6 @前原

 

新京成といえばこの大きなドア窓の印象が非常に強いですが、劣化のためか8801Fと8805F(初代8816F)を除く全編成で交換されています。

 

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2021.3.3 324列車 8801F

各駅停車松戸行き @新津田沼京成津田沼

 

そうそう、8801F固有の特徴として前照灯シールドビームであることも挙げられます。

元々は全編成シールドビームで落成していますが、次々と前照灯LED化が行われ、最後の狸こと8512Fが引退したことで新京成で唯一の形態になってしまいました。


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2021.3.3 341列車 8801F

各駅停車千葉中央行き @薬園台〜前原

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2022.9.12 355列車 8801F

各駅停車千葉中央行き @元山〜くぬぎ山

 

京成千葉線との直通運転開始当初からの直通対応編成で、今日に至るまで直通車として運用されてきました。

京成津田沼表示よりは千葉中央表示で見る機会の方が多かったかも。

しかし1年半でこんなにも色褪せるものなんですねえ‪…。

 

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2021.3.1 143列車 8801F

各駅停車京成津田沼行き @みのり台
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2021.3.3 124列車 8801F

各駅停車松戸行き @京成津田沼

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2022.10.30 502列車 8801F

各駅停車くぬぎ山行き @北初富

 

平日はまだいいのですが、休日は朝早くからやはり夕方まで、京成千葉線直通列車が運行されるので、稼働範囲が広く追いかけにくいのが難点だったり‪…。特に京成津田沼表示を収めるならやはり夜間がメインになります。

京成線直通対応車は運用に制限がないので、一応非対応車の運用(松戸〜京津ループ)に入ることもありますが、機会はそう多くはありません。

記録数を増やしたいのは山々ですが、いかんせん撮影に行ける頻度がなかなか少なくなりつつ‪……‬というか普通に鉄道へのモチベが低下しててヤバいです。本当によくないと思うんだよね。

 

オタク故に検査期限から廃車の時期を推測することが多いのですが、11月中旬は今日で終わりという状況でも普通に運用をこなしています。ひょっとしたら生き残るのかもしれません、たぶんないけど。

廃車候補に上がってる理由は検査期限が今月という所に加え、現在絶賛リニューアル中の8815F(8896F)が新たに京成線直通対応車となることが明らかになったという点もあります。

 

なんでそんなことわかるのか?では下の2枚の写真を見比べて見てください。

 

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2022.10.30 86列車 8809F

各駅停車松戸行き @北初富

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2022.10.30 364列車 8811F

各駅停車松戸行き @北初富

 

どちらも同じ8800形、共に松戸行きを北初富で撮影した写真ですが、わずかに違いがあります。

まず行先表示器のすぐ脇、8809F(旧8840F)には何もありませんが、8811F(旧8864F)にはほぼ使われることはないですが急行灯が付いています。

そして行先表示器のすぐ下、ここに運番表示器がついているか否か。この2つが簡単に京成線直通対応車かどうか見分けるポイントです。

で、8815Fはこれまでその2つがなかったのですが‪……‬くぬぎ山で取り付けられた状態で見つかっています。

リニューアルと同時に京成線直通対応化、という流れは前例がないわけでなく、8813Fがその流れになっていました。これは同時期に直通運用を離脱した8512Fから直通対応機器を移設したというパターンで、8815Fの場合もその流れで直通対応機器を移設するものだと考えられています。

8801Fから直通対応機器を移設して8815Fが直通車になる、というのが自然な流れですが、現時点で8801Fは運用を選ばずに乗り入れています。

 

一方の8815Fは更新が未だ終わっておらず、本来の8801Fの検査期限に間に合うかも微妙という印象が強いです。

可能性として考えられるのは8815Fは機器を新調したというパターン、もしくは8801Fが廃車ではなく検査を受ける予定があるというパターン。こればっかりは予想の域を出ることはありませんが‪……‬。もし後者ともなってくれば検査期限順的に8811Fが対象になります。8811Fから機器を移設する場合はまだ猶予はありますから、機器を移設して検査期限まで走らせるという流れになるでしょう。とはいえ80036Fでいずれかの編成を代替するのは確実になっているので、順当に考えれば8801Fになる可能性が極めて高いと言わざるを得ませんね‪……。

 

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2021.3.3 339列車 8811F

各駅停車千葉中央行き @薬園台〜前原

 

8811Fの記録も一応ありました。しかし8800形の置き換えの時代だなんて、本当にしんじられませんね。

お隣京成電鉄VVVFインバータ制御ですらない3500形を、ワンマン運転対応車として当面はこき使うことを決めているくらいですし‪……‬8800形全編成リニューアルでもいいような気がしてしまいます。それこそJR九州の811系も車齢は近いですが全車両のリニューアルが決定しています。もったいないと感じてしまうのはオタクの血でしょうかね?

 

いずれも「日常は大事」ってこと。記録はいつでもできるので。

 

長々と書きなぐってたらもう3時間程度経過してました。今回はこの辺で終わりたいと思います。

最後までお読みくださりありがとうございました。

 

#38

超今更だけど相模線のE131系500番台についてざっくり紹介したい

こんにちは。

今日もブログをご覧くださいましてありがとうございます。

 

TwitterのフォロワーからE131系のレビューをして欲しいというお話がありまして、今回は今年2月(もう10ヶ月近くも前!)に乗車してきた時の写真とともに簡単な紹介をしたいと思います。

 

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2022.2.13 666F E131系横コツG-12編成

各駅停車八王子行き @茅ヶ崎

(以下特記以外2022.2.13撮影)

 

ということでE131系500番台です。

房総各線向けの0番台、宇都宮・日光線向けの600番台と違い前面FRPが青色に塗装されていることが特徴です。また湘南の海と波飛沫を意識したという水玉模様。

帯色は205系500番台より若干色味の強い青色濃淡の組み合わせです。ただし配置は205系と反対。

そして4両固定編成で分割併合を考慮しないため、電気連結器は装備がありません。これもE131系では現在500番台唯一のものになります。

 

車外から。


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側面はフルカラーLED。これはE131系共通ですが、E129系のものと違いコイト電工製のセレクトカラーLEDで、シャッタースピードの耐久が極めて強いものが採用されています。

3月改正で全線完全ワンマン化となり、各駅停車表示はワンマン表示に置き換わり見納めとなりました。また横浜線直通列車の八王子行きに限り、横浜線のナンバリングであるJH-32を表示していました。こちらも現在は見ることができません。

 

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前照灯・尾灯はLEDになっています。E129系前照灯から続くLEDですが、より明るくて視認性の高いものが採用されています。助士側には列番表示器も搭載。

 

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ラインカラーは濃淡の青色。205系とは配置が逆で、色そのものも濃くなっています。

0番台から続くドットパターンの前面装飾ですが、やはり500番台だけは海と飛沫を意識した模様になっているなどの差異が見られます。


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4両編成で、ワンマン化に向けて投入された車両と言うだけあって、全車両に安全監視用のカメラが前方後方山側海側で計4台、4両分ですから16台搭載されている計算です。また当然車外スピーカーもあります。


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ドアです。E235系のものに酷似していますが、E235系0番台で本格採用されたラック式ドア(リニアモータ式)ではなく、0番台の量産先行車の1〜5号車で採用されたラック式ドア(スクリュー式)が採用されています。

またドアは半自動ボタン式となっています。


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駅での停車中、ドアが開いていない場合での識別は上側の開扉灯に頼ることになりそうです。

 

つづいて車内を。


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液晶画面は17インチワイド液晶。ドア上に1画面が千鳥式配置、1両当たり4台搭載しています。房総各線とか宇都宮・日光線はまあわかるとして、相模線くらいならぶっちゃけ全ドア上に置いてもいいような気がしますが‪……。

 

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車内はE235系完全準拠のオールロングシート。広告用のLCDがないなど若干の寂しさはありますが、基本的なレイアウトはsustinaS24シリーズで共通ということで。トイレはありません。

また先頭車両が580番台になるG-11・G-12編成の2本に限っては、線路設備モニタリング装置等を搭載する都合でしょうかでかでかと機器室が客室内にあるのが特徴です。

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[参考:E235系1000番台]

 

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最終増備編成のG-12編成です。1号車から順にTc'582-M'512-T512-Mc582という組成になります。中間車両は通常通り500番台の連番ですが、両先頭車両だけ580番台を名乗るというだけの仕様です。これは0番台にも前例が存在します。


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座席モケットです。0番台では背面が黄色系、座面が青系で分かれていましたが、500番台では相模川や湘南の海を意識したブルー系でまとめられているのが特徴です。

 

総評としては相模線らしさを色濃く残したのは外観だけで、内装は本当に他形式や他線区の車両と似たり寄ったりな仕様になっています。

個人的にはE235系のラック式ドアをそのまま直輸入してほしかったところですね。

 

こんな感じで大丈夫でしょうか?細部まで目が回っていなくて申し訳なさが。

本日の記事はここまでになります。最後までお読みいただきありがとうございました。

 

#37

ピンクの缶は案外効く

こんにちは。

ブログを開いて下さりありがとうございます。

 

やりました。

 

前回の最後、もう一度九州に飛ぼうか本気で悩んでいると書きました。

そして。

 

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2022.9.4 2043M 885系本ミフSM7編成

特急「かもめ」43号 @長崎

 

行ってきました、有言実行。

JALダイナミックパッケージでセールだったので‪……‬フルキャリヤで往復+ホテルで4万円切るなら行くしかねえので。

というのも、8月25日予約分を最後に「JR西九州フリーきっぷ」の販売を終了するというのもありまして、これを利用しない手はないと思ったのも大きいです。

 

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2022.9.4 @諫早

 

このフリーきっぷのすごいところは指定区間(鹿児島本線博多〜鳥栖間+長崎本線佐世保線大村線区間)が乗り放題に加え、特急「かもめ」をはじめとした在来線特急が指定席を含め乗り放題というもの。自由席はそのまま乗れますし、指定席は窓口で座席の指定を受ければ利用できるというシステム。

西九州新幹線の開業と同時に値上げする形で新幹線対応のきっぷに変わりました。

 

とまあこのきっぷをオプションとして利用した訳ですが。

 

その前日。私は‪…

 

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2022.9.3 @草津温泉

 

草津温泉にいました。夜勤明けで。

当然完全に睡眠不足ですけど、まあ何とかしました、気合いで。

 

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2022.9.3 3932M E233系宮ヤマU631編成

快速「アーバン」上野行き @高崎

 

フォロワーの誘いもあり青春18きっぷでまったり普通列車の旅。

翌日もまた夜勤明けで、西九州へ飛ぶことは当然把握してましたけど、まあフォロワーのお誘いですし乗らない理由もありませんよね。

 

で、翌朝。

 

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2022.9.4 @長崎空港

 

登場予定だったBoieng767-300ERが急遽国際線機材に変わり、そして当日アップグレードにも成功するというとんでもない幸運により、JAL SKYRECLINERで長崎入りという幸先いいスタートで始まりました。

 

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2022.9.4 @諫早

 

1泊2日のプランでせっかくフリーきっぷがある事だし、可能な限り「かもめ」に乗ってやろうということで‪……‬定期特急がやってこなくなる諫早から。

 

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2022.9.4 @諫早

 

「かもめ」16号でまず博多へ。


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2022.9.4 @博多

 

そして続いて21号。余談ながら、2日間の行程で2.5往復してますがすべて同じ編成に乗ることになります。

 

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2022.9.4 834M 415系本ミフFm1520編成

普通湯江行き @長崎

 

電車がやってこなくなる在来線ホームでバルブ。
415系南福岡車のアルバイト運用も終焉でした。

 

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2022.9.4 @長崎

 

特急「かもめ」43号として到着した885系がそのままパンタグラフを下げて夜間停泊になる様子も記録。これも二度と見ることができませんからね。

翌日は「かもめ」12号で肥前山口へ。9月23日より江北に駅名が変更になっています。

 

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2022.9.5 @肥前山口

 

たまたま留置されていた415系500番台の鋼製車。これもダイヤ改正で引退したらしいです。

というかこのFo520編成は少々特殊な経緯を持つ編成で。


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2022.9.5 @肥前山口

 

新製配置は勝田電車区勝田車両センターに移行した後も2008年に廃車となるまでK620編成として常磐水戸線で活躍した車両です。

その後鹿児島車両センターのFk520編成として第2の人生を歩み始め、2022年に大分へ転属した車両です。


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2022.9.5 @肥前山口

 

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2022.9.5 @肥前山口

 

見れなくなる「肥前山口」と共に。

その次は特急「みどり」10号で博多へ向かいますが‪……。


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2022.9.5 4010M 787系本ミフBM-5編成

 

これまた改正で消えた「黒いみどり」でした。

 

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2022.9.5 @博多

 

その後19号、26号で乗り納めとなりましたが、慌ただしくも充実した2日間だったと思います。

新幹線が開業しましたけど、次に行けるのはいつになるやら‪…。

 

そんな感じです。また近いうちに別の記事も更新したいと思います。

最後まで読んで下さりありがとうございました。

 

#36

それでも歩いてる

こんにちは。ブログを開いて下さりありがとうございます。

実は2日くらい前にTwitterアカウントの方が逝去されまして、不当なロックに苦しめられているところであります。

 

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2022.8.12 2045M 885系本ミフSM1編成

特急「かもめ」45号 @佐賀

 

まあそんなこんなでできることもなくなり、せっかくだからブログを書こうと重たい腰を上げました。

前回は九州編でしたが、あれ以降遠出といえる遠出をほぼしておらず、つい1週間前くらいまでは時たま近場で出かける程度でした。

 

で、今回はその1週間前の遠出のことを記事にしようかなと思います。

前回の記事の最後でバッチリ予告していた通り、今年入って2回目の九州に行ってきました!

 

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2022.8.12 3032M 885系本ミフSM5編成

特急「ソニック」32号 @スペースワールド

 

目標の半分はこれ、885系……‬ですが特急「ソニック」、行程の都合門司港方面を目指しており、向かう途中のついで、という感じです。

長崎本線の特急「かもめ」は今回は乗車メインになりました、ちょっとアクシデントもあって消化不良感は否めませんが。

 

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2022.8.12 2240M 415系分オイFo1511編成

普通門司港行き @スペースワールド

 

門司港へ向かう途中‪、西小倉にも用があったので移動する時は普通列車

たまたま415系大分車の運用でした。

折尾発の運用ということで、北九州市内完結の比較的短い運用です。


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2022.8.12 @スペースワールド

 

この列車はスペワで後続の3033M(特急「ソニック」33号)の通過を待つということで、待避中に側面幕を撮影。国鉄型ではありますが、なんか独特な表記の仕方をしています。余談ですがこの3033Mが遅れていたので、スペワは4分遅れで出発しています。

 

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2022.8.12 @リバーウォーク北九州

 

西小倉で下車した目的はこれ、ポケモンのマンホール「ポケふた」。

私自身の好きなボスゴドラがたまたま北九州市で採用されていたので、行程上都合も悪くないからと行ってみました。

西小倉は小倉の1駅隣ですが、鹿児島本線だけでなく日豊本線の列車や日田彦山線からの列車も運行されているため、結構利便性が高い駅だと感じました。

 

門司港に行った理由はというと、今回の大きな目標のもうひとつ。

 

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2022.8.12 @門司港

 

415系です。

常磐線交流電化開業に向けて投入された401系がルーツで、交直流電車ということもあり2007年くらいまでは上野口の運用が残っていたらしいです。JR東日本から最後の編成が撤退したのは2016年3月改正のことで、晩年活躍していたのは水戸〜竜田間と一部の水戸線直通列車のみ。個人的には全く思い入れない車両になります。

 

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2020.11.6 873M 415系金サワC05編成

普通七尾行き @金沢

 

こちらはJR西日本415系800番台。113系からの改造・編入で誕生した七尾線向けの車両で、長期間の福井出張の折には金沢を訪れる機会もそこそこありました。415系800番台の方は見る機会が全然ありましたね‪…。こちらも2021年3月の七尾線全線ワンマン化で姿を消し、全編成が定期運用を失っています。

 

415系最後の砦になっているのが九州。少数ながら鋼製車体の編成も残存しているほか、ステンレス車に関してはオールロングシートということで、北九州エリアの通勤輸送と相性がいいのか置き換えの話も聞きません。なお先述のJR東日本で活躍していた編成も3本九州に渡ってきており、直近2月にFo507編成が廃車解体となりましたが、残る2本(Fo520・Fo1501)に関しては大分配置のまま現役を貫いています。50Hzと60Hzの両方に対応した形式故に、こういった転属ができたのも国鉄設計のよさだったのかもしれません。

 

閑話休題

九州の415系は南福岡と大分、鹿児島の3区に配置があります。鹿児島地区の編成は運行系統が独立しており、都城〜鹿児島〜川内間の区間で運用。一方で南福岡と大分では運用範囲が重複していて、南福岡編成が長崎本線肥前山口以南でも運用がある以外はほぼ同じ運用範囲となっています。

最近の主な動きとしては821系の置換えで南福岡の1500番台の一部が大分に転出、玉突きで鋼製車体の100・500番台を廃車という形になっています。ただし821系は現時点で10編成、今後の増備計画が白紙になっている現状でしばらくは安泰‪……‬のように見えてそうも行かないんですよね。

 

乗り鉄的にも楽しいこの415系の運用ですが、9月に迫るダイヤ改正で大きく縮小になる可能性があります。というのも長崎本線肥前浜以南が非電化になることに加え、各地で4両や6両でのワンマン化を行うことで電車運用が大きく変化するためです。

先述の鹿児島地区の415系は全車が鋼製車体の500番台。全く同じ範囲で4連ワンマン化が決定している現状、続投するメリットはありません。鹿児島地区の415系は5編成のみ、佐世保から余剰になる817系を転用すれば即座に置き換え可能です。

鹿児島本線の4連ワンマンは鳥栖以南にも普及する他、日豊本線では6連ワンマンを誕生させる見込みということで、南福岡・大分両区の415系は運用の大部分が削減されるでしょう。幸いにも鹿児島本線小倉〜鳥栖間で長編成ワンマン運転は行われないらしいのですが、活躍の場は大きく狭まるかと。

 

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2022.8.12 147M 415系分オイFo1521編成+415系本ミフFm1515編成

普通鳥栖行き @小倉

 

今回乗車したのは415系の8両運用、大分車と南福岡車が定期で併結する極めて貴重な運用です。


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2022.8.12 @小倉

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2022.8.12 @鳥栖

 

147Mは鳥栖到着後一旦引き上げ、長崎本線2875Mの肥前山口行きに流れます。

通勤・通学利用者の多い夕方に博多に入る列車ということで、博多以南ではそれなりの乗車率でした。この127Mに関しては動画にする予定なのでしばしお待ちを…。

 

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2022.8.12 @小倉

 

連結面がbeautifulすぎる‪…鋼製車体も良いのですが、こうやって長編成を組むとなればやはり銀+銀で統一されたオール1500番台がいいですね〜。

2875Mのうち前より4両の大分車は肥前山口到着後そのまま博多行きで折り返しますが、一方の後より4両の南福岡車はそのまま停泊、翌日は長崎本線でバイト運用をこなします。これは後述。

 

この日は佐賀で宿泊なので少々佐賀Bを。

 

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2022.8.12 2045M 885系本ミフSM1編成

特急「かもめ」45号 @佐賀

 

長崎行き最終に関しては885系「白いかもめ」での運用。この日はトップナンバーにあたるSM1編成でした。


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2022.8.12 4031M 787系本ミフBM-6編成

特急「みどり」31号 @佐賀

 

お次にやってきたのは佐世保行き最終の特急「みどり」。ダイヤ改正で消滅する「黒いみどり」です。

この黒いみどりもできれば動画にしたかったのですが、時間がなく‪……‬。


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2022.8.12 2883M 811系本ミフPM103編成+813系本ミフRM003編成

普通肥前山口行き @佐賀

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2022.8.12 2885M 813系本ミフRM106編成+本ミフRM302編成

普通肥前山口行き @佐賀

 

下り最終の特急「みどり」出発後の列車3本は3番のりばで扱うようです。1・2番のりば側は照明が落とされています。

肥前山口行き普通列車2本を撮影して撤収しました。どちらも普段から長崎本線に入る運用がそうそうない形式、駅名改称が予定されている肥前山口表示もいい記録になったかもしれません。

 

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2022.8.13 @多良

 

翌日は415系の佐賀発長崎行き、2823Mで一路長崎を目指しました。これも動画にします。

そのあと長崎本線旧線、大村線佐世保線経由で博多へ帰り、博多から特急「かもめ」で長崎へ戻るというとことん乗り鉄を楽しむだけの1日‪…。

 

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2022.8.13 @博多

 

今回乗車した「かもめ」77号は最繁忙期の臨時列車ですので、こちらもちょこっと記録。

停車駅のパターンが鳥栖新鳥栖・佐賀・肥前鹿島・諫早のみと実はかなり優秀な列車です。臨電ということで途中の減速や運転停車は考慮されていませんが。

定期電との違いは二日市・肥前山口の両方共に通過するという点ですね。定期ではどちらか片方には確実に停車しますので。

 

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2022.8.13 8077M 885系本ミフSM10編成

特急「かもめ」77号 @博多

 

おそらく最後の下り「かもめ」になるかなあ‪……。なんて思いながらグリーン車最前列を楽しませて頂きました。

 

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2022.8.13 2046M 885系本ミフSM5編成

特急「かもめ」46号 @長崎

 

長崎B。実は条件がシビアで、夜間帯で撮影可能なのは引き上げ線から出てくる46号の入線時くらい。この時もすぐにライトが尾灯になりました、無念。

翌日は長崎本線肥前浜以南でどうしても訪れたかった駅に行きます。が、現地は宿泊施設がないからレンタカーを手配‪……‬していたはずが手違いで用意できなかったようで、断腸の思いで上り最終で現地入り、一晩を明かすことに。

 

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2022.8.14 @小長井

 

その結果がこれです。朝焼けの有明海415系。当然同業者はゼロ。耐え忍んだ結果が最高の形になりました。

 

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2022.8.14 回****M 415系本ミフFm1515編成

土井崎信号場送り込み回送 @小長井

 

横に持ち替えて全体図。長崎本線ローカルのうち小長井発着になる列車は折り返し機能の都合、佐賀県とのほぼほぼ県境にあたる土井崎信号場で折り返します。

この編成は諫早停泊だった編成で、小長井発821Mに使うためにわざわざ土井崎信号場へ送りこんでいます。この小長井では肥前山口からの初電2821Mと交換しています。

 

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2022.8.14 821M 415系本ミフFm1515編成

普通長崎行き @小長井

 

この時点で車で同業の方が来られました。土井崎から小長井に戻ってくる頃には既に朝焼けは雲に隠れ、あの朝焼けは私だけのモノだとひそかにニンマリしつつ。

 

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2022.8.14 @小長井

 

小長井には待合スペース的な、雨宿り程度しかできないような小屋があります。もうすぐ電車が来なくなる駅。ちょっと風情を感じます。

そしてここから更に1時間ほど待機。


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2022.8.14 @小長井

 

求めていたカットを収めることができました。前日乗車した佐賀からの初電2823Mと、小長井始発となる823Mの送り込み回送。

小長井で列車交換するタイミングはそこそこありますが、415系同士の交換は朝夕のごく僅かに限定されますから、こうして明るい時間帯に収められる機会があって良かったです。

 

最後は「白いかもめ」で再び博多へ。これが最後になってしまうんですね。

 

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2022.8.14 354列車 2000系24号車

各駅停車福岡空港行き @博多

 

福岡市営地下鉄空港線博多駅で2000系がたまたま来たので撮影。これで空港に向かいます。


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2022.8.14 @福岡空港

 

リニューアルにより2000N系へと更新が進み、このSEREIS2000ロゴはこの編成を残すのみになりました。

 

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2022.8.14 357列車 2000系24号車

各駅停車姪浜行き @福岡空港

 

地下鉄も今度ちゃんと撮影したいですね。時間を作らなくては。

 

ということで本来885系を追うための遠征だったのに、気付けば415系メインになってしまっていました。めちゃめちゃ充実していましたが消化不良が残ります。

なので‪……‬また9月に飛ぼうか検討を進めています。これは本来最後のチャンスだったのに、後悔を残したままなのは絶対嫌なのでなんとかしようと考えています。マジで。

 

お金がすぐに吹き飛びます。どうしましょう。

最後までお読みいただきありがとうございました。

 

#35