Route357

くるまとか鉄道とか趣味とか。不定期更新で「伝えること」を目的に記事を書いていきます。

過ごした時間なんて覚えてないほどに

 

こんにちは。今日もブログを開いて下さりありがとうございます。

 

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2022.4.2 2017M 885系本ミフSM6編成

特急「かもめ」17号 @里(信)〜肥前大浦

 

前回の記事ではどこまで書いたんでしたっけ。九州編はちゃんとまとめたかったという理由で別の記事にしますって記憶があるんですけれども。

記憶の通りに従って、九州編をまとめようと思います。

 

4/1 門司港から長崎へ

前日は青春18きっぷを使って、京都から鳥取•米子•益田と回る山陰本線経由で下関へ。そのまま山陽本線に乗り継いで門司、鹿児島本線門司港と移動しました。15時間にも及ぶ移動でしたが、普通に過酷でした。できればもうやりたくないです。一応この様子はYouTubeにも挙げているので興味あればそちらもあわせて。

【青春18きっぷの超マイナールート】京都から下関まで日本最長の在来線を1日で乗り通してみた【15時間耐久】 - YouTube

 

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2022.4.1 @門司港

 

ということで早朝の門司港駅から。というのも、前日に門司港入りしておかないと乗車困難な列車がありまして、それにどうしても乗りたかったからなんですよね。

 

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2022.4.1 2071M 787系本ミフBM-13編成

特急「かもめ」101号 @門司港

 

それがこの特急「かもめ」101号。かつて門司港発博多行きの特急「きらめき」5号だった運用が、博多発佐賀行きの特急「かもめ」101号と統合される形で、2020年に誕生した列車です。

 

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2022.4.1 @門司港

 

この列車自体も特異な運用ですが、2011年の九州新幹線鹿児島ルート開業以降、博多を境に特急列車の運行系統は大分されているため、9年ぶりに復活した博多またぎの運用になります。

2020年に誕生した当初は783系による9両編成でしたが、2021年より787系6両による運用に‪……‬ただし「かもめ」の場合中間に1両増結しての運行が基本になっており、1度も6両で運行されたことはないはずです。

 

九州新幹線西九州ルートの暫定開業で当然見納めになると思っていたのですが、ダイヤ改正の概要が発表された際にこの列車は「リレーかもめ」9号として運転区間を延長の上(佐賀→武雄温泉)、存続することが判明しています。これは少々予想外の対応でした。

 

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2022.4.1 @門司港

 

せっかく787系の運用なので、グリーン車に乗ってみました。なんといっても九州を代表する特急「つばめ」向けに投入されたこともあり、フラッグシップらしく783系や885系の半室グリーン車とは異なり一室丸々グリーン車なのが特徴です。

運転台側にたった3席、DXグリーン席の区画があり、続いて通常のグリーン席の区画が続きます。

 

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2022.4.1 @門司港

 

そして極めつけはグリーン個室。サロンコンパートメントとも呼ばれるたった一室だけの空間です。

今回は奮発してこちらの個室をチョイス。もちろんグリーン個室の設定があるのはJR九州では787系のみ。

 

こちらの様子もYouTubeへ挙げてます。

【黒いかもめ】門司港発佐賀行きの特急かもめ101号が面白い【登場から2年で終了?】 - YouTube


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2022.4.1 @佐賀

 

詳しくは動画の中で語りましたが、昔も今も変わらず、確実にJR九州の顔として確立されていることを切に感じました。もちろん内装だけでなく、日本離れした外観は今でも褪せません。強いていえばもう車齢もそこそこ行っているので、若干車両の痛みは隠しきれなくなりつつあるのかなあとか思ったり‪……‬。

 

さて、特急「かもめ」を降りた私はそのまま特急「ハウステンボス」に乗り継ぎ、西九州ルートの始発駅となる武雄温泉へ。

 

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2022.4.1 @武雄温泉駅

 

新幹線開業に伴い整備された御船山口。良くも悪くも「中間駅」という表情。最も、JRとしても長崎県としてもこの駅を拠点にする気は全くなかったんでしょうけれど。


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2022.4.1 @武雄温泉

 

駅を見学したあとはそのまま温泉へ。露天風呂があったのですが、比較的入湯料も安めに設定されていました。日帰りでも簡単に来れるくらい、それこそ銭湯くらいの感じでしたね。よかったです。

 

そこから早岐・大村経由で長崎へ。

ここら辺は動画を見てもらえると。単純に写真がないだけなんですが。

【西九州新幹線の"真"の並行在来線】佐賀〜長崎を佐世保線・大村線経由で移動してみた【小旅行におすすめ】 - YouTube

 

4/2 祐徳稲荷神社長崎本線の有名撮影地へ

翌日は九州では大宰府に次ぐ参拝客で賑わう祐徳稲荷神社へ。

 

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2022.4.2 @祐徳稲荷神社

 

ちょうど4月、桜が美しいシーズンということで写真も撮りました。

印象としては中国の文化が生きているような気がします。古来から大陸との結び付きが強いと言われる九州だからでしょうか?

 

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2022.4.2 @祐徳稲荷神社

 

やっぱりちょっと赤の色が日本っぽくない気がします。というか本殿の見た目も中華街みたいな感じに‪……‬。

そしてもう1つの目的、長崎本線の超有名撮影地へ。

 

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2022.4.2 2017M 885系本ミフSM5編成

特急「かもめ」17号 @里(信)〜肥前大浦

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2022.4.2 2019M 885系本ミフSM8編成

特急「かもめ」19号 @里(信)〜肥前大浦

 

レンズの限界でしょうか、些か解像度不足を感じます。

九州新幹線西九州ルートの開業後、このお立ち台から特急「かもめ」を見ることはできないのが残念ですね。それどころか非電化になることが決定しており、長崎本線にはキハ47系での運行になることが明らかになっているあたり、ここに来ておいて絶対に正解だったと思います。

 

そのまま少しレンタカーを走らせ肥前大浦駅付近へ。

 

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2022.4.2 2022M 885系本ミフSM6編成

特急「かもめ」22号 @里(信)〜肥前大浦

 

まずは上り22号が先行、そして。


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2022.4.2 2021M 885系本ミフSM2編成

特急「かもめ」21号 @里(信)〜肥前大浦

 

多良で22号と列車交換を行った下り21号が南下してきました。

菜の花と隅っこに桜が見えるなかなか良いお立ち台でした。チャンスがこの1回きりなのが残念ですが、光線状態もよく1次車を撮影できたので良かったと。

 

 

4/3 長崎本線特急「かもめ」で一路博多へ

長崎滞在最終日。

この日は移動だけで終わる予定、というのも元より楽しみにしていた特急「かもめ」にようやく乗れるのです。

いや正確には初日に門司港から佐賀まで「かもめ」101号に乗っていましたが、長崎本線の急カーブが連続する単線区間こそが「かもめ」の真価が発揮される区間だと思ってますので‪……‬。

これは動画的にも絶対に残そうと決めていたので、当然グリーン車を。

 

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2022.4.3 @博多
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2022.4.3 @博多

 

【46年の歴史に終止符】博多〜長崎間の長崎本線特急「かもめ」に乗ってみた【西九州新幹線開業でどう変わる?】 - YouTube

これで後悔なく新幹線の開業を迎えられる‪……‬とはならず、むしろまだチャンスがあるならと、夏にも急遽長崎行きを決定してしまい‪……‬。

動画的にも絶対に楽しめるものを作らなくては‪……‬。

 

とまあここまでは予定通り、残りは飛行機までの時間に余裕を持たせておいたので、噂程度にしか聞いていなかった博多南線へ乗車することに。

 

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2022.4.3 839A 500系幹ハカV4編成

特急839号 @博多南

 

ガチで新幹線しか来ない通勤路線‪……‬。


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2022.4.3 @博多南

 

博多南線山陽新幹線の「こだま」がそのまま乗り入れるか、線内で折り返し運転するかのどちらかになりますが、今回は完全に前者。500系による「こだま」839号から850号の列車間合いで設定されているものでした。面白いのが、ちゃんと特急なのに列車の愛称が存在しないということです。

公式には「こだま」を使わず、特急+号数で示す形となっており、博多南止まりの列車に関しては側面は「博多南」のみの表示です。

 

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2022.4.3 @博多南

 

おもしろい、というより不思議ですねこれ。

 

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2022.4.3 @博多南線

 

ちゃんと新幹線の車両なんですよ。しかも本来指定席として案内される車両も含め、グリーン車を除く全ての車両が自由席として解放されます。

ということで、「のぞみ」時代を彷彿とさせる2+3列の狭い自由席区画も、グリーン車から格下げされた6号車も、「レールスター」編成に合わせてシートを改良した4・5号車も全部自由席‪……‬これはヤバすぎる‪……‬。

 

とまあ3日間滞在したわけなんですが、最初から最後まで濃密で、本当に楽しむことができました。

この記事を書いているのは3ヶ月経ってからなんですが、この翌月にはまた九州入りするという決断をしています笑

 

絶対に後悔を残さない、ある意味自分自身との戦いなのかもしれません。8月の九州入りに関しては別で記事をまとめると思うので、その時をお楽しみに。

今回も最後までお読みいただきありがとうございました。

 

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