Route357

くるまとか鉄道とか趣味とか。不定期更新で「伝えること」を目的に記事を書いていきます。

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こんにちは。今日もブログを開いてくださりありがとうございます。

 

1月に引き続き2月も割と忙しいようで、書きたい話題はいっぱいありますが、なかなか時間が取れずに溜まっていく一方です。

今日はその中の一つ、鹿島貨物を書いていこうと思います。前々からやりたいと思っていましたが、ようやく着手できます。

 

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2021.1.30 1094列車 EF64 1046[愛]+コキ20B

コンテナ輸送列車 @滑河〜下総神崎

 

そもそも鹿島貨物とは。

鹿島臨海鉄道の神栖駅に乗り入れる貨物列車を通称しているもので、特段定義のようなものはありません。

鹿島臨海鉄道大洗鹿島線がメイン幹線ですが、鹿島臨港線という貨物線が存在します。JR貨物のコンテナ輸送列車は2往復、鹿島サッカースタジアム駅から鹿島臨港線に乗り入れています。

 

で、この鹿島貨物が今、アツイんです。

2020年3月改正現在、神栖へ向かう2往復の鹿島貨物のうち、越谷(貨タ)発着の1093〜1092列車は新鶴見機関区のEF65、東京(貨タ)発着の1095〜1094列車は愛知機関区のEF64がそれぞれ担当しています。

走行する線区だけで見てみると、鹿島臨港線、鹿島線成田線総武線、新金線、常磐線武蔵野線と結構な遠回りをしている列車です。


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2020.1.19 73列車 EF65 2095[新]+コキ**B

コンテナ輸送列車 @吉川美南

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2019.4.14 4097列車 EF65 2101[新]+コキ**B

コンテナ輸送列車 @新習志野

 

こんなことを言うと刺されそうですが、線区から考えればEF65は実はそこまで希少ではありません。鹿島臨港線から総武線千葉までの区間は、もともと貨物列車があまり多くないので希少といえば希少かもしれませんが、総武線千葉以西や武蔵野線を走る貨物列車はそこそこ設定があり、EF65は結構な割合で運用されています。

 

ではEF64はどうでしょうか。

2010年以前は高崎配置機も存在し、上越国境の主として日本海側と太平洋側を結ぶ貨物列車を中心に、関東圏の運用もそれなりにありましたが、2010年3月に全車両を愛知に集約して以来、中央線中津川口や伯備線東海道線名古屋口がメインになり、関東にやってくる運用自体が希少になりました。

現在の鹿島貨物こそEF64の運用で1往復が残存していますが、2013年改正で一旦消滅しており、2016年改正で再び復活するも、今後の関東運用を残す理由も特にないことから、いつ消滅してもおかしくないと囁かれています。

 

今回は1095列車から1094列車に目を向けて、身近な千葉県区間を重点的にまとめようと思います。

 

1095列車はマルヨ運用と言われ、夜の22時台に東京貨タを出発して、翌朝7時過ぎに鹿島スタへ向かう運用となっています。

 

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2021.2.1 1095列車 EF64 1046[愛] ※単機

単機回送 @新小岩

 

大部分が日の当たらない夜間帯を走行しますが、新小岩操車場で4時間ほど休憩を挟むこともあり、比較的近い距離で出区点検の様子を眺めることができます。

冬場だと日の出が6時台になることもザラなので、その先しばらくの区間は撮影可能箇所が絶望的です。


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2021.2.1 1095列車 EF64 1046[愛] ※単機

単機回送 @延方〜鹿島神宮

 

冬場だと、次は北浦橋梁と呼ばれる全長1.2m超の長大な橋梁が狙い目です。

この写真のときは月曜日(日曜発送分)なので単機回送、そして曇天でしたが、晴れていれば最高のロケーションだったりします。

 

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2021.1.30 1095列車 EF64 1046[愛]+コキ20B

コンテナ輸送列車 @延方〜鹿島神宮

 

夏場であれば、総武本線区間の四街道や物井、佐倉などの時点でも狙えるらしいので、機会があれば狙ってみたいところ。

1095列車を牽引してきたEF64は鹿島スタで鹿島臨海鉄道ディーゼル機関車にバトンタッチ、そのまま1094列車となる貨車の引き継ぎを待ちます。

ここら辺の写真は持ってないんですが、機会作って撮影してみたさがあります。

 

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2021.1.30 1094列車 EF64 1046[愛]+コキ20B

コンテナ輸送列車 @滑河〜下総神崎

 

そして1094列車は一路新小岩操へ。個人的なおすすめは成田線の単線区間でパパッと収めることですかね。

どんなに遅れても、他列車と被ることもないし、障害物も少なめですし。

 

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2019.6.5 1094列車 EF64 1024[愛]+コキ**B

コンテナ輸送列車 @市川〜船橋

 

こちらは2018年12月の全検で国鉄色へ復刻された1024号機。最近国鉄色が再び増えてます。

総武線千葉以西になると、列車線(いわゆる総武快速線)を走行します。時間帯的にも比較的狙いやすく、順光になる撮影地もあるといえばありますが、軌道内に保線作業者向けの柵が設置されている都合、見栄えはあまり良くないです。

 

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2018.10.14 1094列車 EF64 1049[愛] ※単機

単機回送 @市川〜船橋

 

日曜発送分に関してはこれも単機回送になります。写真の1049号機は当時広島更新色でしたが、昨年5月に大宮車両所へ入場し、国鉄色になった一機です。これで広島更新色は1046号機の残り1機を残すのみに。まあ、もともと3機だけという少数世帯なだけに、人気の塗色でした。

 

新小岩操に着いた1094列車は方向を変え新金線、常磐線方面へ抜け武蔵野線へ。

 

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2019.6.15 1094列車 EF64 1046[愛]+コキ**B

コンテナ輸送列車 @吉川

 

積載されている荷物の向きが逆になっているので、釜次位が空いていることもよくあります。

1094列車の通過する時間帯は面順なので、どちらかといえば曇りの日を狙いたいところ。

インカーブ側は順光にはなりますが、架線柱を撮影するだけになるのでオススメしません。

 

このあと武蔵野線を南下して新鶴見方面、東京貨タへ向かいます。

思った以上に写真が少なすぎた気がします。これはこれでちょっと辛いので、できれば改正前にもう少し収めに行きたいところでしょうか。

 

2021年改正、鹿島以外にもEF64運用が増えることを祈りたいです。

今日は最後までお読み頂きありがとうございました。

 

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